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【陶土-4】瀬戸における陶土の生産・供給状況(愛知県陶磁器工業協同組合:愛陶連)

 

1.瀬戸地区の鉱山の状況

・瀬戸地区には、現在採掘を行っている鉱山が20あり、経営体(採掘権者)の数は10軒である。愛陶連は3つの鉱山を経営している。粘土鉱物の埋蔵量は豊富であり、現状では資源枯渇は問題となっていない。現時点で判明している埋鉱量は約1500万トンである。

・粘土の埋蔵地は、市街地近くの山手にあり、宅地等の土地利用が進展している。今後、他の土地を採掘しようとした場合、いろいろと制限が出てくる可能性がある。

 

図表4-3 瀬戸地区の鉱山の状況
 

 

2.陶土の供給先

・瀬戸地区から採掘される原土は、大別すると蛙目粘土、木節粘土、その他で、これら原土の年間生産量は約12万トンである。これらの原土によって製造された陶土のほとんどは、瀬戸で生産される食器・置物・工業用磁器等の陶磁器製品の製造に使用され、伝統的工芸品に使用される量は僅かである。

・愛陶連では、毎月需要に応じて採掘を行い、組合員である製土業者等に原土の供給を行っている。一部の原土が、組合員の製土業者等を通して、瀬戸の瀬戸染付や赤津焼に供給されている。愛陶連には、原土業者(精製、製土等)が約30組合員いるが、これらの業者による他産地(伝統的工芸品)への供給状況に関しては、愛陶連では把握を行っていない(瀬戸地区の原土と伝統的工芸品との関連性について答えるのは難しい)。

 

3.陶磁器の需要状況と課題

・生活用陶磁器は、引き出物としての需要がほとんどなくなり、割烹や居酒屋用の需要も減っている。需要の減少は、まだ底を打っていない状況にある。瀬戸地区では、原材料の埋蔵問題よりも、需要減による窯元、原土業者の経営への影響を懸念している

 

(愛知県陶磁器工業協同組合へのヒアリング調査より)

 

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