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3-9.刷毛(漆刷毛)

 

(1)産地における調達状況

・一部の産地において調達上の問題が生じているが、ほとんどの産地では必要な漆刷毛は調達できている状況といえる。

 

図表3-46 漆刷毛の調達状況

カテゴリ

件数

構成比(%)

製品に必要な一部の刷毛の供給が困難となっている

2

5.4

供給されている

34

91.9

その他(刷毛にあわせた塗りしかできない)

1

2.7

サンプル数(%ベース)

37

 

(出所)平成19年度「伝統的工芸品の生産基盤の取引・流通と情報収集に関するアンケート調査」

 

(2)産地の調達における取引関係

・伝統的工芸品産地における刷毛の調達は、塗り師が地元あるいは他地域の販売業者(問屋)から購入するケースが多く、製作者から直接購入するケースは少ない。また、組合を通して購入するケースも少ない。

 

図表3-47 漆刷毛の調達における取引関係

カテゴリ

件数

構成比(%)

組合員が地元刷毛製作業者と取引して調達

3

8.1

組合員が地元漆工用具販売業者と取引して調達

12

32.4

組合員が他地域の刷毛製作業者と取引して調達

8

21.6

組合員が他地域の漆工用具販売業者と取引して調達

24

64.9

組合が地元漆工用具販売業者と取引して調達

2

5.4

組合が他地域の漆工用具販売業者と取引して調達

4

10.8

その他

3

8.1

サンプル数(%ベース)

37

37

(出所)平成19年度「伝統的工芸品の生産基盤の取引・流通と情報収集に関するアンケート調査」

 

(3)調達における問題点

・組合へのアンケート調査によれば、一部の産地で「高岡産地独特のハケ目用刷毛がない、満足できる刷毛は非常に高額、良質の刷毛が少ない、割安な漆刷毛は当たり外れがあり刷毛をつきだしてみるまではわからない」といった調達上、品質上の支障が挙がっている。

・また、関係業者、組合へのヒアリング調査によれば、「最近の筆は毛がやわらかくなっている」といった問題点も指摘されている。

 

図表3-48 漆刷毛の調達における問題点

カテゴリ

件数

構成比(%)

廃業等による取引相手の減少により調達上の支障が生じている

4

66.7

調達している用具(刷毛)の品質が低下

4

66.7

用具(刷毛)の輸入における契約上のトラブルがある

0

0.0

他地域の業者や外国の業者との取引における取引慣行の違い

0

0.0

取引相手先の情報提供力が不足

0

0.0

その他

1

16.7

サンプル数(%ベース)

6

6

(出所)平成19年度「伝統的工芸品の生産基盤の取引・流通と情報収集に関するアンケート調査」

 

(4)刷毛に関する情報収集

・刷毛に関する情報を収集している組合は、2割以下と少ないが、情報収集している組合の全てが「必要な情報は入手できている」と回答している。

・情報の入手先としては、「他地域の取引業者」が最も多い。

・今後入手したい情報に関しては、ほとんどの組合が「国内の刷毛に関する情報」と回答しているが、「刷毛の供給業者」や「刷毛の開発」に関する情報を望む組合も多い。

 

図表3-49 情報の入手先

カテゴリ

件数

構成比(%)

地元取引業者

1

16.7

他地域の取引業者

4

66.7

同業他社

1

16.7

その他(泉氏の刷毛だより)

2

33.3

サンプル数(%ベース)

6

 


図表3-50 今後入手したい情報

カテゴリ

件数

構成比(%)

国内の用具(刷毛)に関する情報

27

81.8

海外の用具(刷毛)に関する情報

8

24.2

用具(刷毛)の輸入商社に関する情報

2

6.1

産地外の供給業者に関する情報

7

21.2

用具(刷毛)の開発に関する情報

9

27.3

その他

2

6.1

サンプル数(%ベース)

33

 

 

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